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アイテム
日韓の近代化における利他思想の比較文化的考察 -沈大允と廣池千九郎の道徳・倫理思想を中心に-
https://doi.org/10.18901/00000100
https://doi.org/10.18901/00000100a2b5131c-acaf-44d0-9db9-96a4fa10cb98
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2012-04-25 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 日韓の近代化における利他思想の比較文化的考察 -沈大允と廣池千九郎の道徳・倫理思想を中心に- | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 近代化|沈大允|廣池千九郎|利他思想|最高道徳|福利 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
ID登録 | ||||||
ID登録 | 10.18901/00000100 | |||||
ID登録タイプ | JaLC | |||||
著者名 |
金, 聖哲
× 金, 聖哲 |
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抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | アメリカ型資本主義を中心とする新自由主義は、自己利益だけを追究する「自由」の拡大とともに、世界中における利潤獲得競争の激化を招き、各国間の富の格差の拡大、貧困、不平等、不公正の蔓延など、多くの難問を生み出している。時代を遡れば、19世紀のフランスの学者A・コントは、蔓延していた利己主義(egoism)へ対抗概念として「利他主義」(altruism)という造語を考え出したのである。もちろん、利他主義の中核をなす「利他愛」は19世紀の産物ではなく、すでにキリスト教の「隣人愛」、仏教の「慈悲」、儒教の「仁」などで表される概念の中に内包されている。 さて、アメリカ型市場主義がグローバル化の波に乗って世界を席巻している昨今の状況は、19世紀以来、アジア諸国、特に韓国と日本において、いわゆる「ウエスタン・インパクト」によって近代化がなされた状況と非常に似ている部分がある。当時、西洋文化・文明の挑戦に対し、日韓両国がどのように対応し、いかなる思想的基盤によって、いかに自国のアイデンティティーを確立するか、ということであった。 本論では、そのような近代化の時代の中にあって、独自の道徳・倫理思想を確立し、それによって自国民を啓蒙しようとした思想家として、韓国の沈大允(1806年~1872年)と日本の廣池千九郎(1866年~1938年)に注目したいと思う。本論では、沈大允と廣池千九郎のそれぞれの利他思想を、その時代的背景も管見しながら、比較検討する。 |
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書誌情報 |
言語と文明 en : Language & Civilization 巻 9, p. 69-88, 発行日 2011-03-30 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 麗澤大学大学院言語教育研究科 | |||||
ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 2185-9752 |