@article{oai:reitaku.repo.nii.ac.jp:00000528, author = {小野寺, 樹璃}, journal = {言語と文明, Language & Civilization}, month = {Mar}, note = {助数詞「つ」に関して、先行研究では「つ」の使用範囲が拡大してきているという指摘がなされている。しかし、どのように使用範囲が拡大しているのかを見た研究は、管見の限り見当たらない。本研究では、大学生が助数詞「つ」をどのように捉えているのかをみるため、日本語母語話者を対象にアンケートを用いて調査を行なった。その結果、「つ」よりも本来使うとされている助数詞を使うという回答が多かったもの、本来使うとされている助数詞よりも「つ」を使うという回答が多かったもの、どちらもみられた。また、指示対象の形状や発話がおかれた状況によって「つ」の許容度に変化がみられたり、数による違いがみられた。これらのことから、助数詞の使用には、数えるものの形状や状況、助数詞自体の使用頻度、数字の大小など様々なものが影響していることが明らかになった。また、個々の助数詞のプロトタイプから遠い時に「つ」が使用されやすい傾向がみられたことから、プロトタイプとの関係性が示唆された。}, pages = {91--111}, title = {助数詞「つ」の使用範囲に関する一考察―母語話者アンケートを用いて―}, volume = {12}, year = {2014} }