@article{oai:reitaku.repo.nii.ac.jp:00000236, author = {岩佐, 信道}, journal = {言語と文明, Language & Civilization}, month = {Mar}, note = {イギリスのロンドン大学、教育研究所の比較教育学の教授であったラワリーズは、モラロジー研究所の顧問を務めたが、日本滞在中の講演の中でcosmic modesty ということを強調している。 これは、とかく高慢で傲慢になりがちな人間にとって、宇宙や大自然の前で人間がいかにちっぽけな存在であるかということを自覚することが重要である、との考えである。この考え方は、分子生物学の権威、筑波大学名誉教授の村上和雄が、ミクロの世界の神秘を、「サムシング・グレイト」と呼んでいることとも符合するであろうが、ラワリーズは、モラロジーの理論の中にもこのcosmic modesty の考え方があるということを喝破した。確かに、『道徳科学の論文』の著者、廣池千九郎は、人間のモラルを宇宙の一員として、宇宙自然の法則に従うという観点から論じている。ある意味で、廣池は、宇宙自然の法則とは何かを生涯をかけて明らかにしようとしたということができよう。廣池が人類の教師ともいうべき人々の生き方に共通する道徳原理として提示したものは、宇宙の一員としての自覚に基礎をおいているといえる。その意味で、その道徳原理は、cosmic modesty の考え方の積極的かつ徹底的な展開ということができよう。}, pages = {19--32}, title = {J. Lauwerys のcosmic modesty の考え方と廣池千九郎の宇宙自然の法則}, volume = {10}, year = {2012}, yomi = {イワサ, ノブミチ} }