@article{oai:reitaku.repo.nii.ac.jp:00000115, author = {坂本, 比奈子 and Sakamoto, Hinako}, journal = {言語と文明, Language & Civilization}, month = {Mar}, note = {2009年2月、タイ・プレー県フアイユアックの集落に住んでいたムラブリ族の約半数(60名)が、ナーン県プーファーに移住した。かつて森のお化けと蔑まれ、土地がないために他民族に搾取されてきた人々が、政府から土地を与えられるという破格の待遇で移住したことは、周辺の人々にとって衝撃的な出来事であり、謎でもあった。移住にかんする公式発表がないまま2年経過したが、移住先の現状に関する非公式情報はムラブリ族にとり望ましくないと思われるものばかりである。ムラブリ族が渇望していた土地は与えられず、森林局の日雇いで植林をしているが収入も十分ではない。他民族支配が役人支配に代わったような現状である。ユネスコは文化多様性擁護の立場からタイ政府にたいして少数民族・先住民族文化の維持・促進のための活動・政策を促す勧告を行ってきたが、このプロジェクトがユネスコの精神に沿っているとは言い難い。ムラブリ族の幸せのためにはプロジェクトの軌道修正が必要である。}, pages = {103--111}, title = {ムラブリ族の移住 採集狩猟民、他民族支配、土地所有、言語文化多様性、山地民対策}, volume = {9}, year = {2011}, yomi = {サカモト, ヒナコ} }