@article{oai:reitaku.repo.nii.ac.jp:00000114, author = {趙, 萍}, journal = {言語と文明, Language & Civilization}, month = {Mar}, note = {中国語の“有”構文には、“有”の後ろに場所表現が必須なものと使用できないもの、どちらでもよいものがある。本研究は、その場所表現の有無と、従来言われてきた“有”構文の意味との関連を考察する。中国語母語話者に対する容認性判定調査を行った結果、3つのタイプが導き出された。“有”構文を「Ⅹ(十場所表現)十“有”+Y」という形で表すと、Ⅹに場所表現が必須であるタイプ1は、Yの特徴は「偶有的随伴性」で「<存在場所(=Ⅹ+場所表現)>+“有”十<偶有的存在物>」のように定式化できる。これは従来の「存在」用法に相当する。場所表現を伴えないタイプ2のYは「必然的随伴性」という特徴をもち、「<主体(Ⅹ)>+“有”十<必然的随伴物>」のように定式化される。これは従来の「所有」用法に相当する。場所表現を伴っても伴わなくてもよいタイプ3は、さらに2つのタイプに分かれて、うち前者はタイプ1のように解釈できる文脈とタイプ2のように解釈できる文脈がともに考えられるケースで、後者はそのどちらとも異なり「関係」を表す用法であると結論された。}, pages = {89--101}, title = {「所有」と「存在」の意味を表す中国語の"有"構文 -場所表現を使用するか否かの観点から-}, volume = {9}, year = {2011} }